古代の暗号「シーザー暗号」って何?

暗号はおそらく文字が使われ始めた時代から使い続けられています。

歴史上の有名な暗号もいくつかありますが、おそらく最も有名な暗号の一つが「シーザー暗号」

ローマの英雄、ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)が使ったとされる暗号です。

シーザー暗号の作り方

シーザー暗号はとても簡単に作ることができます。

それは、文章や単語のアルファベットを、特定の順番目のアルファベットに置き換えるだけ。

例えば、abcをシーザー暗号を使って変えてみましょう。

それぞれのアルファベットを5つ目のアルファベットに置き換えると、fghになります。a→f、b→g、c→hで、もとのアルファベットがそれぞれ5番目のアルファベットに置き換わっていますね。

逆に-2番目のアルファベットに置き換えると、yzaになります。

各アルファベットをどれだけずらすかは、パスワードを作る人が好きに設定することができます。

シーザー暗号はウェブサービスなどでパスワードを作るときにも使うことができます。

例えば、THISISAPASSWORDという文字を12文字ずらすと、HVWGWGODOGGKCFRという文字列になります。

これをパスワードに使えば、元の文字をパスワードにするよりも、少なくとも見破られやすいパスワードではないという点で安全性は高くなります。

シーザー暗号を自分で作成するのは面倒ですが、最近ではシーザー暗号を自動で生成してくれるウェブサイトが多くあるので、それらのサイトを利用すれば簡単に作ることができます。

シーザー暗号を使ってパスワードを作るメリットはある?

シーザー暗号はとても簡単なルールで元の単語や文章を暗号化します。

元の単語や文章がいわゆるパスワードとしてよく使われているものだと、シーザー暗号を使って無意味な単語や文章にしてしまった方が安全性は向上します。

しかし、シーザー暗号化した前と後では、文字数自体は同じです。

そのため、パスワードのパターンを全て試すブルートフォースアタックを使われてしまうと、シーザー暗号であってもなくても、安全性は変わらないことになります。

そのため、セキュリティ効果が特別に高いパスワードとは言えません。

しかし、パスワードとしてよく使われる安全性の低い単語を使うよりははるかに安全なので、使ってみるのも一興です。

おまけ:シーザー暗号は単一換字暗号の一種

実は、シーザー暗号は単一換字暗号と言う暗号の一種です。

単一換字暗号では、二組のアルファベットを相互に入れ替えて暗号を作ります。例えば、aをy、yをaに置き換え、またbをk、kをbに置き換える、と言う感じですね。

シーザー暗号をすべての単語を同じ順番で入れ替えていきますが、単一換字暗号では二組のアルファベットをそれぞれ組み替えるので、よりランダム性が高くなっています。

その点ではシーザー暗号よりは安全性が高いと言えますが、いずれにせよ現代のパスワード解読ツールでは簡単に見破られてしまうので、通信技術で使われることはほぼありません。

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